

地元の行政・NPO等との協働により、被災妊産婦の健康と、新生児・乳児らの順調な発育を支えていきます。

岩手県釜石地域の被災妊産婦を対象に、内陸部にある花巻市で「妊産婦ケア事業」を行っています。今後、仮設住宅の整備によって内陸への避難が終了して被災者が地元に戻るのに伴って、妊産婦ケアの拠点を沿岸に設置して支援することが必要になると思われます。今そのニーズや協力機関・団体・個人を把握するため、関係機関調整を行っています。事業計画並びに実行体制の確立によって、被災妊産婦に対し、真に効果のあるケアを実践していく予定です。


「助産師さんによる沐浴」
ママが隣でじっと気持ちよさそうに沐浴するわが子を見つめている。実際に沐浴するのを見て、ママ・パパが沐浴実技を受ける。殊に、パパの手のひらの大きさが赤ちゃんに安心感を与えるのか、気持ちよさそうに沐浴され、綺麗に洗われた赤ちゃんをママが受け取ると言う、既に育メンパパが誕生している!
助産師さんは、沐浴はじめ、妊産婦の健康状態のチェックや各種相談に対応されています。
「多くの善意が寄せられています!」
支援物資の整理を共にする家事ボランティアさんとお手伝いをする助産師さん。ここでは、シャンプー、石鹸、ナプキン、赤ちゃんの衣類、大人の下着・靴下など、生活の消耗品は妊産婦さんがたに差し上げております。
家事ボランティアさんは妊産婦さんがたの身の回りのお世話として、洗濯や洗いもののアイロンがけなど、産前・産後、その方の体調に合わせて、きめ細かくケアしています。

花巻市では、各地域にコミュニティ会議が設置され、「地縁型団体による参画と協働」は進行しているものの、障がい者福祉、高齢者福祉、子育て支援、環境保全などの「志縁型団体による参画と協働」は、ほとんど停滞している状況にあることから、広く市内で活動を展開している各種団体に呼び掛け、花巻市民活動ネットワーク協議会を2011年2月に立ち上げました。この指とまれ方式で、今日的課題を遂行することを目的に、現在、「被災妊産婦ケア支援事業」「旧空港ターミナルビル活性化事業」「参画と協働推進事業」の3つのプロジェクトが認定され、実施に向けて委員会が発足しています。

震災直後、花巻市民活動ネットワーク協議会の会員の数人は、被災地への支援物資の調達にいち早く動き、主として大槌に支援物資の搬送などの活動を、震災後間もなく発足した「結いっ子・花巻支部」と共に開始しました。その後、被災妊産婦らへの手当てが、この危機の状態の中では行政の取り組みが抜け落ちている現状であることから、行政との協働の推進を掲げる「はなネット」として取り組むことの意義が確認され、事業化しました。当時の課題は、県・県立病院等医療機関・関係市町との連携と協力などを得ることでしたが、関係機関等の調整を経て、事業のマニュアルを策定。また、事業実施の協力機関を見出す課題についても、助産師団体(日本助産師会岩手支部中央区会)と、お産と地域医療を考える会のメンバーの参画で、実施スタッフの体制が整えられて、「妊産婦ケア事業」がスタートしています。

全国からの支援物資も花巻結いっ子や花巻市など通じて沢山いただきまして誠にありがとうございます。今後、仮設住宅の建設が順調に進み、被災された妊産婦さんらが順次被災地に戻られることでしょう。(既に、アネックスに入所されていた祖父母世代を含め、3組のご家族が釜石の仮設に入居されました)。しかし、高齢者や障がいのある方など、多くの行政需要を抱えられた方々を多くを迎える立場の行政では、その方々を支えるマンパワーも、不足されてきている状況に有ります。これまでの花巻(内陸)における被災妊産婦のケア事業を、今後は被災地での展開を予定していますが、ともに同じ思いで行動を共にされる方々及び団体を求めております。

妊産婦とその子らへのケアできる人材と実施にご協力頂ける機関・団体及び、個人の皆さまを求めております。この実施期間は少なくとも2011年9月から2012年3月までを予定しております。「協力できるよ」と言う方・機関、あるいはどんなことをしようとしているのか先ず話を聞きたい、相談したいと言う方のご連絡をお待ちしております。ぜひご相談ください。
また、“子ども広場”で使用する遊具や絵本、画用紙・折り紙など、及び、事務に使用するパソコンや印刷機械・電話機などの関連事務機器などの物品支援も求めております。皆様の温かい支援心からお待ち申し上げます。

※ 通信欄に「ネピア」と明記ください。