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ストレスケア東北ネット

活動の目的

心身のストレスが極度に高まっている被災者に対し、「リラックス動作法を実践。身体の緊張を緩和させることで、心の緊張感も和らげていくような活動を展開。

プログラム内容と活動計画

○支援者養成の研修会の開催
できるだけ多くの仮設住宅において支援ができるようにするためには、更に支援者を養成することが必要になります。とくに、仮設住宅のある市町村の中で支援者を養成することにより、より身近なところでニーズに応じた支援が可能になりますので、全国の「動作法」関係組織の協力を得ながら進めていきたいと考えています。特に、宮城県は今後の重点対象県になります。

○NGO、行政、自治組織等との連携した活動の展開
被災者ニーズを把握して調整をしてくれる団体等との連携は支援対象者の拡大と効率的な支援行う上で重要な要素になりますので、住民の自治組織を含め連携を密にしながら活動を展開していきたいと思います。

○震災支援シンポジュームの開催
多くの市民にリラックス動作法を活用した心のケアの実態を知っていただくためのシンポジウムを開催します。

設立の経緯と普段の活動

東日本震災直後の3月13日に、長岡での「動作法」を活用した被災者経験のある現本会代表と相談し、東北各県の「動作法」関連団体で被災者支援の組織を立ち上げ、連携しながら支援に当たろうと相談しました。その後、各県代表とメールで連絡をとり協議し、当初は、福島、山形、岩手の3県の3チームで発足させました。次いで秋田、宮城、水戸の研究会メンバーが組織及び個人として登録し、活動しています。岩手チームは4月3日より、福島チームは4月10日、山形チームは4月23日よりそれぞれ支援を開始しました。当初は福島、山形、岩手県内の避難所で支援を行っていましたが、現在は、主に福島、岩手県の仮設住宅で支援に当たっています。
また、平時の活動としては、各県の単位組織で、国内外における「動作法」を活用した障害児の姿勢・動作の改善支援、小・中・高等学校におけるストレス軽減支援、ストレスマネジメント市民講座の開催、実技研修会やシンポジウムなどを開催しています。

震災直後の様子や課題など

震災直後は、食料や飲料水、衣服、毛布等の提供等、生命と生活を維持するための支援が中心になりますが、次第に避難所という狭く、プライバシーの確保が難しい居住環境の中で、地震や津波による自宅や家族の喪失による心的外傷の影響も加わり、心身のストレスが極度に高まっている方が多く見られ、その支援が必要なってきます。
このような体験を抱えている被災者は、身体を固くして自分を殻の中に閉じこめるかのように、当時の体験を語らず口を閉ざしている方がほとんどでした。「リラックス動作法」をとおして、身体の緊張が弛むと、心の緊張も弛んできて自ら津波被害の体験を語り始めます。また、被災者を支援されている地元のスタッフの方も疲労から多くのストレスを抱えておりましたので、スタッフの方々にも支援をしてきました。
課題としては、困り感を持っている方は、たくさんおりますが、被災者のニーズを汲み取り、専門家や必要な部署へ繋ぐ調整機能がなく、私達の団体も、一つ一つの避難所を訪ね、その管理者に団体や支援方法の説明をして理解していただかないと避難所の中に入ることができませんでした。更に避難所の中でも、被災者一人一人に声をかけて、困り感をお聞きしてから支援を行うというやり方でした。特に、福島県の避難所は行政関係者は原子力発電所爆発による放射能被害への対応に忙殺されて、被災者のニーズを汲み取り調整する機能がほとんど働いていない状況でした。
効率的な支援のためには今後も被災者のニーズの掘り起こしと調整機能が課題になると思われます。

全国の方々へのメッセージ

福島チームは、海外(マレーシア)においても、「動作法」を活用した障害者支援を行っております。

ストレスケア東北ネットのお願い

被災者支援は一過性のものではなく、長期に行って行くことが必要です。私達の団体は、仮設住宅がなくなるまで継続支援を行っていく予定でおります。「被災者を支援する方を支援する」という王子ネピアさんの支援には大変ありがたく、感謝の気持ちで一杯です。資金もない団体ですが、一人でも多くの被災者や支援スタフのみなさんが共に身体と気持ちを楽にして復興に向かっていけるよう、側面からお手伝いができればと願っています。